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第24回ケアマネ本試験 問題解説(保健医療サービス分野)問題33

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おはようございます。

昨夜からスタートしたゼロ固めプログラムです。

オリエンテーションで、「実力テスト」を行いました。

介護支援分野 125問を約40分くらいで解きます。

一問一答形式の◯❌式です。

受講生さん、講師も問題を同じように解きますよ。

詳しくは、『編集後記』でお話しますね。


今日の問題は、

【問題33】診療や治療について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1.医学的診断のプロセスでは、主訴の前に、家庭歴や既往歴の聴取を行う。

2.診察や検査は、患者の身体的負担が小さいものから行うことが原則である。

3.治療は、診断に基づいて行うことが重要である。

4.最も治療効果の高い治療法を常に選択する。

5.介護支援専門員は、医学的な立場から治療法について助言すべきである。


答え【2・3】


*ポイント

最近の傾向として、いろんな角度から問題が出ていますね。
23回では、EBMとNBM、インフォームド・コンセント、予後予測など
22回では、インフォームド・コンセント、介護支援専門員の業務など



1.誤り。
医学的な診断のプロセスは、通常、主訴(患者が最も困っている症状)と現病歴(主訴にかかわる病状の経過)の聴取に始まり、既往歴(過去の病歴)や家族歴(家族的に発症巣やすい病気)を確認しつつ、身体診察や検査を通じて病気を診断していきます。まずは、患者さんからの主訴を聞くことから始まりますね。
主訴の前に家族歴や既往歴となっていますので、誤りになります。

2、適切
診察や検査は、患者の負担が少ないものから行うのが原則です。
負担や侵襲(身体を傷つけるような処置)が大きい検査の場合は、患者自身がその必要性や負担(苦痛や危険)について理解した上で検査を受ける必要があります。

まずは、簡単な検査を行い、そこで異常が出たた場合に、さらに踏み込んで精密検査を行いますね。

医学的診断のプロセス
①病歴聴取(主訴、現病歴、既往歴、家族歴)及び身体診察、
②検査の必要性の説明と同意の取得(インフォームドコンセント)、
③検査の実施、
④診断確定、結果・予後の説明と治療の説明(インフォームドコンセント)、
⑤治療開始 となっています。

インフォームドコンセントは、治療方針を決定する際にも必要で、患者は自分の病気の内容を知り、それに対してどのような治療を受けるか、受けないかを自己決定する権利を持っています。

3、適切
診断せずに、いきなり治療はしませんね。
例えば、眼科に行って視力測定や診断もせず、眼鏡の処方箋を出しませんよね。
視力検査して、医師の診断の元に眼鏡処方箋を作成しますね。
それと、同じです。


4誤り
医師から診断を受けた結果、治療法を選択するのは本人です。
治療効果の高い方法を選ばないことも十分にあり得ます。
本人の意思によって決定されるもので、最も治療効果の高い方法が常に選択されるわけではありません。

5誤り
介護支援専門員は、ケアマネジメントのすべてのプロセスを通じて、治療法の選択を患者自身に促すために、第三者的な立場からアドバイスすることもあります。利用者の尊厳を守り、利用者の心身状態や置かれた状況に応じた自立支援を行います。医学的な立場から治療法についての説明をするのは、医師の役割ですので誤りとなります。


【編集後記】

昨夜は、冒頭でも書きましたが、「ゼロ固めプログラム」がスタートしました。

45日間で、ゼロから基礎を作るためのプログラムです。

初めのオリエンテーションで、テストをしました。

受講生さんが、どれだけ基礎知識があるかどうかを見るためです。

自分が、どの分野が弱いのか?

現在地を知ること、まず、そこからスタートになります。


15日月曜日から始まりますよ。

ワクワクします。受験生だった頃を思い出します。

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*福祉サービス分野を解説しています。